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Jan 25 - Jan 28, 2008
武蔵野美術大学 東京
武蔵野美術大学
卒業作品展
ネット上の画像を再構成して展示空間にインストールする形式を、初めてちゃんとした形で発表した作品。タイトルは「画像の存在証明」。講評ではあまり評価されなかったが、卒業後どう作品を作っていくのかを決定付けた展示で、個人的に思い入れが深い。以下は、当時書いた文章。(2016記述)
普段、ネットで集めている画像を元に描かれた作品。作者のPCの中にある種々雑多な画像をモニタ上で切り貼りしてA4に出力し、それを鉛筆や色鉛筆、マーカー、プリンターのインクなどで石膏にトレース、模写をしたものが8つ。その8つの作品をさらにスキャナで取り込んで画像化し、モニタ上で切り貼りして出力してアクリルや鉛筆などで加筆を加えた横長の絵が1つ。合計9つの作品を対となる形で提示した。モニター越しに微笑みかけるキャラなどの図像を重みと質量のある石膏に定着させ、画像を存在させる行為を試みた。描く、貼るといった素朴な方法でやったのは確かな身体感覚で画像にアプローチしたかったからだ思う。(2008記述)
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